ATP賞テレビグランプリ
第25回 ATP賞テレビグランプリ2008 平成20年(2008年)10月21日六本木ハリウッドホール
「第25回 ATP賞テレビグランプリ2008」受賞作品
審査委員講評の詳細はこちらをご覧下さい。
受賞作品一覧
■ グランプリ

ETV特集
「アンジェイ・ワイダ 祖国ポーランドを撮り続けた男」

NHKエンタープライズ・ドキュメンタリージャパン/NHK教育
■ 最優秀賞
□ ドラマ部門
火曜連続ドラマ
「あしたの、喜多善男」~世界一不幸な男の、奇跡の11日間~

メディアミックス・ジャパン/関西テレビ

凡庸な中年サラリーマン喜多善男が死ぬまでの11日間、という不条理な設定をはじめ、主人公役にドラマ初主演の小日向文世を起用するなど大胆なチャレンジ精神に溢れた連続ドラマ。視聴率絶対で、制約の多い“地上波の連ドラ枠”でこれだけの冒険を試み、“恋愛”でも“サスペンス”でもない斬新な大人のドラマを作り上げたスタッフの勇気と卓越した制作力に脱帽!
□ ドキュメンタリー部門
ETV特集
「アンジェイ・ワイダ 祖国ポーランドを撮り続けた男」

NHKエンタープライズ・ドキュメンタリージャパン/NHK教育

ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督が社会主義政権の厳しい検閲と戦い、『地下水道』『鉄の男』といった名作をどのように生み出したのか、監督自身の証言を軸に丹念に掘り下げた。ワイダ監督の生きざまと作品、そして言葉の一つ一つが“表現の自由”という根源的な問題を、私たち制作者に問いかける力作。密度の濃い取材と、卓越した構成力が光る。
□ 情報番組部門
「スーパー職人大集合」
ユニバーサル技能五輪メダリストたち

クリエイティブネクサス・NHKエンタープライズ/NHK総合

「ユニバーサル技能五輪」でメダルを獲得した若き職人たちがスタジオに集合、技の鍛錬や心の葛藤、そして彼らの夢を紡ぎあげた作品。若者たちの無気力や心の荒廃がクローズアップされる現代において、制作スタッフは「もの作り」に取り組む若者たちの確かな技術とひたむきな情熱に向き合い、爽やかで希望に満ちた番組を作り上げる。
□ バラエティ部門
「ザッツ宴会テイメント」
ハウフルス/日本テレビ

日本の戦後ポップス史を踏まえつつ、若い世代の「TOKIO」と往年の大スターたちがスタジオライブやトーク、ギャグを華々しく展開するまさにバラエティの王道ともいえる番組。音楽の指向が世代ごとに細分化し、歌番組が成立しにくい状況の中で、珠玉のエンターテイメントを作り上げた制作スタッフの音楽バラエティへの熱い愛情と卓越した演出力が光る。
■ 優秀賞
□ ドラマ部門
「ガンジス河でバタフライ」
メ~テレ開局45周年記念 ドラマスペシャル

東映/名古屋テレビ
連続ドラマW
「パンドラ」

共同テレビジョン/WOWOW
□ ドキュメンタリー部門 ハイビジョン特集
「強く強く バイオリニスト神尾真由子21歳」

アミューズ・NHKエンタープライズ/NHK-BShi
NONFIX
「高橋シズヱさん 彼女と過ごした7ヶ月」
~地下鉄サリン事件 被害者の会 代表世話人~

テレコムスタッフ/フジテレビ
ハイビジョン特集
「小田実 遺す言葉」

テレビマンユニオン・NHKエンタープライズ/NHK-BShi
NONFIX
「命のリレー心のリレー 渡航移植に揺れる心臓病患者たち」

ジン・ネット/フジテレビ
BSドキュメンタリー
「クラスター爆弾 廃絶への道」

ホームルーム・NHKエンタープライズ・ジン・ネット/NHK-BS1
TBS水曜スペシャル
「風の歌が聴きたい―音のない世界に生きる聴覚障害夫婦の16年」

ウッドオフィス/TBS
ハイビジョン特集
「兵士たちの悪夢」

NHKエデュケーショナル/NHK-BShi
「千手観音の祈り~ドイツ国際平和村の子供たち~」
ジェノム/日本テレビ
報道の魂
「あの時だったかもしれない―テレビにとって『私』とは何か―」

テレビマンユニオン/TBS
□ 情報・バラエティ部門 「関口知宏の中国鉄道大紀行」
最長片道ルート36,000kmをゆく ~敦煌~

NHKエンタープライズ/NHK-BShi
「たったひとりの反乱」
~食品偽装告発、「さきがけ」となった男~

NHKエンタープライズ・テレビマンユニオン/NHK総合
「音のソノリティ~世界でたった一つの音」
阿寒湖の砕氷船

日テレアックスオン/日本テレビ
□ バラエティ部門 「星新一ショートショート劇場」
テレコムスタッフ・NHKエンタープライズ/NHK総合
ばら・す「ばら・す #4」
乗用田植機 ウェルスターロイヤルVIP NSD8 株式会社クボタ製造

アマゾン・フジテレビ/CSフジ739
■ 長寿番組賞 「快傑えみちゃんねる」
平成7年(1995年)7月10日~平成20年8月31日付で 562回
クラッチ./関西テレビ
「歴史街道 ~ロマンへの扉~」
平成6年(1994年)4月4日~平成20年8月31日付で3,644回(743週)
東通企画/朝日放送
「トミーズのはらぺこキッチン 極」
平成9年(1997年)10月3日~平成20年8月31日付で520回
メディアプルポ/関西テレビ
「土曜スペシャル」
昭和61年(1986年)4月26日~平成20年8月31日付で450回
テレビ東京制作/テレビ東京
■ 新人賞 伊東 亜由美氏
NHKエンタープライズ ディレクター
BSドキュメンタリー「お父さんに会いたい」
~アメリカ・崩れる人口受精の匿名性~ の演出
高城 朝子氏
テレビマンユニオン プロデューサー
「たったひとりの反乱」
~食品偽装告発、『さきがけ』となった男~ のプロデュ-ス
デジタルコンテンツ賞 MSNビデオ「CLIMAX」
メディアミックス・ジャパン/マイクロソフト
■ 25周年特別賞 故 村木 良彦氏
元ATP理事長、ATPの活動理念と基盤を築いた功績に対して
ATP創立にあたり、活動の基本となる理念と方針を気づき、多くの加盟社の指針となる。創造と批評という2つの大事な側面で示した行動は、その後、長くATP活動の基調を形作った。
工藤 英博氏
前ATP理事長、長年にわたるATP役員の業績に対して
ATP創立以来、25年の長きにわたり役員として活動。著作権委員会、ATP賞審査委員会など重要な場で活躍。理事長を6年の長きにわたり務めた。
(株)アマゾン
「佐賀のがばいばあちゃん」など独自の映画製作に対する経営努力に対して
平成18年に独自に製作した映画「佐賀のがばいばあちゃん」は、興行収入8億円と、単館系映画としては最大のヒット作となる。平成20年には株式会社ラテルナと提携し、制作と映画流通が一体となった道を開き、今後の製作会社がデジタルシネマ事業に展開する先鞭をつけた。
(株)ビーワイルド
「クライマーズ・ハイ」など独自の映画製作に対する経営努力に対して
平成11年以来、映画製作の分野に取り組み、これまでに製作公開された作品本数は15本の多岐にわたる。平成20年に封切りとなった「クライマーズ・ハイ」では、観客動員数100万人を数え、製作会社の独立系映画製作の分野に金字塔を樹立した。
■ 総務大臣賞 TBS水曜スペシャル
「風の歌が聴きたい―音のない世界に生きる聴覚障害夫婦の16年」

ウッドオフィス/TBS
全く音が聞こえない世界に住む聴覚障害の夫婦に長男が生まれて14歳に成長するまでの16年間の記録。根気よく対象に密着し続けた稀有なドキュメンタリー。思春期に入り、微妙な心理状態になる長男。家族の失われていくコミュニケーションを回復しようとする試み。人間は強い!
■ 総務大臣特別賞 ハイビジョン特集
「残照-フランス 芸術家の家」

かわうそ商会・NHKエンタープライズ/NHK-BShi
パリの郊外に広がる広大な土地にある「フランス国立芸術家の家」。芸術家の老人ホームにカメラを据え、人間をしたたかに見つめる。美しい自然環境とエゴむき出しのプライド高い人々。ナレーションを一切廃し、スーパーインポーズだけで描く個性的な演出が独特の風味の世界を構築する。