ATP賞テレビグランプリ
第28回 ATP賞テレビグランプリ2011 平成23年(2011年)10月20日(木) 六本木ヒルズ ハリウッドホール

■受賞作品一覧
    ※作品名 制作会社/放送局(放送チャンネル)
グランプリ
[ ドラマ部門 ]


トロフィー
「フリーター、家を買う。」
共同テレビジョン/フジテレビジョン


総務大臣賞
(1本) ハイビジョン特集 「若き宗家と至高の三味線」~清元二派 88年ぶりの共演~
NHKエンタープライズ、クレイジーダイアモンド/日本放送協会(BShi)

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【受賞コメント】
清元は江戸時代に生まれた伝統芸能。江戸の華として愛されてきた。ところが、88年前に宗家の「高輪派」と清元流「梅派」の2派に分裂した。その後、同じ舞台に上がることはなかった。今回、両者が歩み寄って、世紀の共演が実現されることとなった。番組は真剣勝負に挑む清元延寿太夫と三味線・清元梅吉の姿を見つめる。芸にかける二人の家元や側近たちの魂の激突を通して、芸の厳しさ・奥深さを浮き彫りにしていく。

最優秀賞
[ ドラマ部門 ]

「フリーター、家を買う。」
共同テレビジョン/フジテレビジョン

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【受賞コメント】
このたびは、栄えある賞をいただきまして、本当にありがとうございます。「家族の絆」、「人生の再スタート」をテーマに、当初は地味と言われながらも敢えて「社会派ホームドラマ」と銘打って、スタッフとキャストが一丸となって取り組んだこの作品が、多くの反響をいただきこうして賞をいただけたことに、関係者一同本当に喜んでおります。また、この作品に携わった全ての方々に感謝しております。ありがとうございました。
[ ドキュメンタリー部門 ]

ハイビジョン特集 「北海道 豆と開拓者たちの物語」
プロダクション・エイシア、NHKエデュケーショナル/日本放送協会(BShi)

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【受賞コメント】
この番組は、文字で記された「正史」には残されない庶民の歴史、特に、埋もれがちな女性たちの果たした役割を、在来種の「豆」に語らせる、という新しい視点によるドキュメンタリー。道内2ヶ所に家を借りて200日におよぶロケを行いました。農家の人たちと可能な限り時空を共有することで、少しでもその生活感覚に近づきたかったのです。取材に応じてくださった服部行夫さん、ツルさん、平訳優さん、そしてご協力くださった地元の皆さんに、心より御礼申し上げます。
[ 情報バラエティ部門 ]

「世界で誰も見たことがない対決SHOW ほこ×たて」
厨子王、ザ・ワークス、ディ・コンプレックス/フジテレビジョン

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【受賞コメント】
この番組は「史上最強対決」という、ありきたりの番組コンセプトを矛盾という切り口を足したシンプルな番組です。そして現代版「矛盾」とも言える「絶対に穴を開けられるドリルVS絶対に穴が開かない金属」という対決が生まれました。毎回、様々な対決に我々スタッフも「どっちが勝つんだ!?」とドキドキしています。今後も、そんなガチな空気をお茶の間に伝え、日本の技術力、職人の熱さ、お父さんの凄さ!!を未来を担う子供たちに届けたいと思っています。応援お願いします!

優秀賞
[ ドラマ部門 ](3本)

WOWOWドラマW 「再生巨流」
国際放映/WOWOW

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【受賞コメント】
このような、真摯に仕事に生きる人間を描いた作品が評価されたことを、大変嬉しく思います。ドラマのスケール感は事象の大小ではなく、感情の動きのダイナミズムから生まれるのだと、制作しながら改めて実感することが出来ました。日々悩んだり苦しんだりしながらも一所懸命生きている人間が楽しめるドラマを、今後とも作りたいと思います。
ハイビジョン特集 「妻を看取る日」
~国立がんセンター名誉総長 喪失と再生の日々~

テレビマンユニオン/日本放送協会(BShi)

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【受賞コメント】
男が脆くも壊れていく姿をきちんと描こうと思った。命の重さと向き合う静かな一篇に優秀賞を頂き感謝に堪えない。一人の男がこれほど泣いてばかりいるドラマもないだろう。國村さんの寂寥感溢れる背中と市毛さんの細い手。ロケセットには原作者の家から借りた油絵を飾り、事実と虚構の交錯する空間は技術、美術、制作の熱いチーム戦だった。制作統括の鳥本氏とのキャッチボールも意味深い。ドラマは“時代を映す鏡”だと強く信じて、これからも創り続けていきたい。
ドラマWスペシャル 「なぜ君は絶望と闘えたのか」
テレパック/WOWOW

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【受賞コメント】
原作を読んだとき、涙が止まりませんでした。「これをドラマ化したい」情報番組が中心で、殆どドラマに携わった事が無かった私が、初めてドラマの企画書を書かせていただいたのが、この作品でした。「誰も傷つけないドラマにしよう」これが石橋監督と最初の決め事でした。現在も係争中の、非常に難しい題材でしたが、石橋監督、WOWOW岡野Pの尽力のおかげで、このような賞を頂ける作品となりました事を、大変嬉しく思います。
[ ドキュメンタリー部門 ](3本)

BS朝日開局10周年記念週 特別プログラム 「戦場の花 東京ローズ」
~謎の謀略放送 女性アナウンサーの正体~

テレビ朝日映像/BS朝日

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【受賞コメント】
栄えある賞をいただき、誠にありがとうございます。日米両国に残された断片的な資料・音声を掘り起こし、ひたすら向き合った日々。スタッフ全員が謎のアナウンサー「東京ローズ」に想いを馳せ、悩み、そして愚直に取材を重ねました。「努力すれば報われる」…大人になった今、とかく忘れがちなこの言葉を今回の受賞が思い出させてくれました。取材にご協力いただいた関係者、そして亡きアイバ戸栗さん・須山芳枝さんにこの賞を捧げたいと思います。
ハイビジョン特集 「若き宗家と至高の三味線」
~清元二派 88年ぶりの共演~

NHKエンタープライズ、クレイジーダイアモンド/日本放送協会(BShi)

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【受賞コメント】
清元は江戸時代に生まれた伝統芸能。江戸の華として愛されてきた。ところが、88年前に宗家の「高輪派」と清元流「梅派」の2派に分裂した。その後、同じ舞台に上がることはなかった。今回、両者が歩み寄って、世紀の共演が実現されることとなった。番組は真剣勝負に挑む清元延寿太夫と三味線・清元梅吉の姿を見つめる。芸にかける二人の家元や側近たちの魂の激突を通して、芸の厳しさ・奥深さを浮き彫りにしていく。
報道発ドキュメンタリ宣言 「チェルノブイリ25年目の真実」
~前編 世界初公開・炉心溶融の真実、後編 福島そして日本へのメッセージ~

テレビ朝日映像/テレビ朝日

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【受賞コメント】
チェルノブイリに向かったのは3月10日。翌日、東日本大震災が起きました。私ごとではありますが、その日は44歳で亡くなった父の誕生日でした。東北出身の私は、学生時代バイクでよく走った海岸線や出会った方々を思い出しながら、取材を続けました。そして今回いただけることになったATP賞。授賞式は偶然にも、私の誕生日…亡き父と同じ年齢になる日です。天命というものがあるのなら…これからも被災地に向け、私なりにできることを考え続けていきたいと思います。
[ 情報バラエティ部門 ](3本)

「世界一受けたい授業」
創輝、エスト、日企、日テレアックスオン/日本テレビ放送網

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【受賞コメント】
この秋、「世界一受けたい授業」は8年目に突入しました。そんな末広がりの縁起のいい節目の年に、このような賞を頂くことができ、スタッフ一同感激すると共に、更なる節目の”10年目“に向かって気合が入りました。番組を制作している方々に評価して頂いたことは、大変な喜びです。今年は、様々な天災により多くの大切なものが失われてしまいましたが、身に付けた知識は生涯の財産であり、失われる事はありません。世の中にはまだまだオドロキの学問、そしてユニークな先生がたくさん埋もれています。これからもこの番組が、「子供から大人まで」授業を受けたくなる楽しい学校として、「目からウロコ」の知識で、日本を元気にしていく一助となれば幸いです。
「すイエんサー」
~定規もな~んにも使わずに、手紙を超ピッタリ3等分にした~い!~

千代田ラフト・NHKエデュケーショナル/日本放送協会(Eテレ)

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【受賞コメント】
このような光栄ある賞を受賞いたしましたこと、心より感激しています。制作に関わった数多くの関係者と一緒に、この歓びを分かち合いたいです。「手紙の三つ折り」という非常に地味なテーマでしたが、『日常のどんな小さなコトでも、掘り下げれば非常に奥深く、面白い』ということが伝わったのだと思っております。今回の栄えある受賞を胸に、今後も伝わる番組作りを心掛けて、日々精進していきたいと思います。
サタデーバリューフィーバー 「のどじまんTHE!ワールド」
~外国人が熱唱♪ニッポンの名曲~

日テレアックスオン/日本テレビ放送網

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【受賞コメント】
大変名誉ある賞を頂き誠にありがとうございます。日本と日本の歌が大好きな外国人が、世界中にいる事の素晴らしさを伝えたい。世界を目指していた日本のテレビ・音楽ですが、いま世界が日本を目指す時代が到来しているのではないでしょうか。支えてくれた番組スタッフ、出演して頂いた外国人の皆さま、何より、この企画にチャンスを与えてくださった日本テレビ・東井様に、感謝の気持ちでいっぱいです。

特別賞
りんごラジオ・キャスター 高橋厚
~震災情報を流すため、10日間で臨時FM局を立ち上げた放送人・高橋厚さんの“気骨”と“行動力”に対して~
「水戸黄門」制作チーム
~42年続く国民的長寿番組、偉大なる時代劇『水戸黄門』の制作チームに対して~

新人賞
(3名)

仲宗根 千尋
(株)グループ現代 ディレクター
NNNドキュメント’10 「いじてぃめんそーれ~故郷へ進軍した日系米兵~」の演出

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【受賞コメント】
武二郎さんといると不思議な出会いがたくさんあった。食堂で話した地元のおばあちゃんが「この辺で“出テ来イ”と呼びかけていたのはおたくじゃないですか?」と言った時は驚いた。ある男性は、捕虜収容所で熱を出した子供に風邪薬を渡したが飲んでもらえなかった日系米兵の話をしてくれた。どちらも武二郎さんのことではないが、日系米兵が確かに存在していたと実感した。そういう偶然を呼び込む取材対象者に恵まれた作品だった。
菅井 祐介
テレコムスタッフ(株) ディレクター
「アタラシイキズナ オヤジたちの運命の殴り愛」の演出

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【受賞コメント】
“ダメAD”。自分はそう思われていました。冗談抜きで本当に仕事ができませんでした。クビにならなかったのが不思議なくらいです。誠に光栄ですが、そんな自分がこんな賞を頂けるわけがない。誰かが自分をドッキリにかけようとしているんじゃないか?「新人賞とったのにたいしたことない」と辱めようとしているんじゃないか?そんな疑心暗鬼な今日この頃。だからこそ、新人賞に恥じぬよう、今まで以上に精進する所存です。
廣岡 知人
(株)テレビマンユニオン ディレクター
ドキュメンタリー WAVE 「小さな町の国際紛争~太地町とブルーム市の苦悩~」の演出

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【受賞コメント】
異なる主張を持つ二つの国、町、人が、一方を排除すれば良いという考えではなく、どう共に生きていくかを模索している姿に感銘して取材を進めました。太地町とブルーム市、そして捕鯨問題を絡めた複雑な関係を知れば知るほど、自分が選んだテーマの重さに困惑しました。多くの方の助けて頂き、このような賞を頂く事が出来ました。改めてこの番組に関わった方々へお礼を伝えたいと思います。ありがとうございました。